This homepage is currently written in Japanese only.
seriseri.comJikandopast works → The reason why nobody comes to the gallery  → story 17 December 2003
演劇ユニット時間堂
もくじ

表 紙

時 間堂について

次 回の公演や活動

過 去の公演や活動

人 々

戯 曲集

求 人

更 新履歴

サ イトマップ

問 い合わせ

Past works / 過去の公演や活動

●演劇ユニット時間堂7回公演と展示
「画廊にひとがこないいくつかの事情」
渋谷 Gallery LE DECO 2004年1月8日(木)〜12日(月・祝)

○ものがたり
みどころ
チケットのご予約
「画廊にひとがこないいくつかの事情」戯曲

「正月からわざわざ来ないっつうの、ギャラリーになんか」

 東京のとある画廊。絵画や洋服が並んでいる。どれも良くできているが、印象はバラバラで、展示会としての思想や方向はないことがすぐわかる。

「オープニングは結構来たよね」
「水野の客ばっかりね」

 たくさんの花が届いているが、それらはすべて一人に当てて届けられたものだ。

「すみません、水野さんは」
「あの、あの、水野さんですよね」
「一人暮らしは楽しいかい?」

 編集者、ファン、そして夫。来る人々は水野めあての人ばかり。
 七輪ではお餅がちりちりと焼けていく。

「すみません、田中さんて方、ここにいらっしゃいますか」

 ようやっと来た人は、田中にとって招かれざる客だった。

「よく買えたね、黒豆、お金ないのに」
「あれ、はえてるから」
「かなーしくーてーかなしくてー、とてーもやーりーきれーない」
「とうていああいう人が書いたとは思えないほど、繊細で、優しいです」
「褒めてるんだよね、それ」
「山よりも深く傷ついたよ」
「それあんま傷ついてないよ」
「わたし、いつでも全力特急ですから」
「それはなんていうか。速そうでいいね」

 バカバカしいやりとりの末、7人の画廊に集う人々が知る事実。

「帰ってきてもらえない?」
「もうその話は何度もしたじゃない」
「私、いただきます。あの絵。いくらですか」
「これを買ってくれるの? よかったね、上野」
「やめてよ。怒るよ」
「気取っていない女の顔って、私好き」
「もっと現実的に考えないと。誰も幸せになりませんよ」

 その結論は正しいのか間違っているのか、誰にもわからない。そういうものだ。

「幸せにはするもんじゃないわ。なるもんよ」

演劇ユニット時間堂7回目公演と展示


「最後の餅か」


画廊にひとがこないいくつかの事情


2004年1月8日(木)より12日(月・祝)まで、渋谷ギャラリールデコにて。
乞うご期待。


「なまはげって言うより、般若ですもんね」


もどる
jikando theatre company
演劇ユニット時間堂
Copyright(c) 1997-2003 jikando & seriseri.com All rights reserved.
制作責任者、美術監督、出演者、募集中。
職業、年齢、他団体への所属など問いません。お気軽にお問い合わせください。