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seriseri.comJikandopast works anytime you find → story 5 April 2004
演劇ユニット時間堂
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●演劇ユニット時間堂8回公演
王子小劇場提携企画+菅間馬鈴薯堂+時間堂
「Tha Flat」参加作品
「気がついたときにはいつも」
王子小劇場 2004年3月10日(水)〜14日(日)

○ものがたり
みどころ


「変わんねえな」

 中国地方のとある山村。通夜の午後、幼年時代に遊んだ蔵にひとびとが集まってくる。

「ヒッチ、まだ生きてるんだ」
 今では滅多に人が入らないその蔵。天井からは太いロープがぶらさがっている。雑然と段ボール、自転車、そしてピアノがある。どれもこれも古びている。外からは鳥の鳴き声と風のなぐ音、それに猫の声と彼らの足音が聞こえる。

「子供できたの?」
「来月生まれる。だから嫁さん、つれてきてないんだ」

 東京に出ているもの、村に残るもの。

「今は仕事が面白くて」
「寂しいわよ、子供がいないと」
「姉ちゃん。俺さ。いや、あとで言うわ」
 話す言葉の節々に、彼への思いがにじんでいる。好きであるにせよ、嫌いであるにせよ。
 そして、東京での彼を知るひと。

「いきなりすり寄ってきて、襲いかかってきて。こんな大きなネコが」
「ネコ。不審者とかは」
「不審者?」

 もう一人、現在の彼をもっともよく知るひと。

「東京での、まあ、なんですよ、なんでしょう?」
「恋人です」

 穏やかな春の午後が、すこしづつ崩れてゆく。もう戻らない日々。

「小さいのよ、手」
「オレ、ホントがんばりますから」
「でも、みんなで住めばどこだって楽しいよ」
「ホッとしてましたよ、オーケストラ辞めて」

王子小劇場提携企画+菅間馬鈴薯堂+時間堂
ザ・フラット
参加作品

「いつも私は蚊帳の外だ」
「待っているのよ、ここで、ずっと」
「もう遅いわよ」

演劇ユニット時間堂8回目公演

「あはははは、それが一番気に入らない」


気がついたときにはいつも


2004年3月10日(水)より14日(木)まで、王子小劇場にて。
乞うご期待。


「オレは不器用だし、取り柄もないですけど、大切なひとは、大切にします」


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