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ハンサムブ
子部
クロサワセリの超個人的ページ。
日記。
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29 to 31.Oct.01
頭の中は台本だけ。

 台本のことをひたすら考えている。
 狐の木の閉店のことも考えて行動。
 人にメールも書いた。
 王子に和民が出来た。
 ペッパーランチは牛肉騒動のあおりで値下げした。
 今のマンションは今月いっぱいで引き払うことになった。

 親しい友人のご母堂が亡くなる。自分に何が出来るだろうと考える。
 親しい友人の第二子がまもなく誕生する。おめでたい。

 10月は色々なことがあったなあ。
 良いことも悪いことも。
 まあ、転機であるには違いない。



28.Oct.01.sun
栗ご飯。

 昼頃起きて、むらぴーと昼を食べようと連絡を取る。インダスで待ち合わせたらユマミーナに行ったらしく出会えなかった。そんな事情でヒメと二人でインダスのカレーを食べ、スタバでむらぴー、わんわん、ヒット、ダッシマと合流して話す。

 雨が強くなった。

 狐の木で荷物をまとめ、みんなが出かけていった。台本のことを考えながら寝てしまい、起きたら千秋と吉行が栗ご飯をつくっていたので、ご相伴にあずかった。
 ハロウィンのビデオを見る。みんなバカだなあ。最高。

 亮くんが福岡から帰ってきた。おみやげの「うみだけめんたい」をいただく。良いことがあったらしくほくほくしている。よかったね。

 一日台本のことを考えてぼーっとしていた。ああ。今月中に書けるのでしょうか。



27.Oct.01.sat
ハロウィン予想以上に激戦模様。

 池袋でカレーを食べる。けっこう美味しかった。
 新宿職安通りのドンキホーテに着いたとき、サルから電話が。今日DJを頼んでいた。もう王子に着いたらしい。って、まだ14時前だよ。約束は15時。とりあえず待っていていただく。
 ドンキホーテではハロウィンの商品と、自分用のホンダのエンジンオイルとお菓子を買う。急いで王子に戻る。店に15時前に着いた。

 こっから先は急がしってよく覚えていない。

 印象。
 まさよはよく働いたな。ていうか働かせすぎた。仮装も一番面白かった。個人的に。
 集合写真取り忘れた。ああ、もったいない。
 サルやしぼむ、ヒメやしほなんかとイベントやってるとアーティストカフェ時代を思い出す。むらぴーやヒットが踊っててね。で、そういう人々が王子系の人や気合血族と交流していると、不思議と愉快な気分になる。
 気合血族は相変わらず面白かったな。エータナは賞が取れなくて本気でへこんでいた。ていうか来るのが遅いのが悪いんだよ。あと来た人はトサカくんとのれんちゃんとひじピーかな。均は遅れてきた上に温度差感じて引いていた。情けない奴だ。他にも何人かいたけど、よくわかんなかった。
 ゆかりさんはカボチャケーキ持ってきてくれて美味しかった。
 メイク裕美子とヒメが、それぞれメイクとヘヤメイクをやってくれたんだけど、そういうコーナーは盛り上がって良いね。楽しい。ありがと、お二人さん。
 そういう意味ではサルのDJもよかった。やっぱたのんで良かった。ありがとサル。
 ダッシマは面白いけど反則だろアレは。ずるいよ。まあ、脱ぎ芸をどこまで極められるかってのもテーマではある。
 佐野の狂牛病も面白かったな。文章じゃ意味わからんだろうけど。
 島田ヒデさんのダースモールは普通にかっこよかった。ケイコのミイラ女も割と良い。
 昔の狐メンバーもこっそり来てくれた。みんな遅いけど。

 楽しかったね。疲れたし忙しかったけど。
 24時にみんなを白木屋に誘導して、私は店に残ってサルとしほとヒメに手伝ってもらって片づけ。店が無くなると思うと片づけ好きになる。いい加減なもんだ。2時に終わって合流して5時頃寝る。

 またこういうパーティーをやりたいと強く思う。でも、できるのかな。狐の木が無くなってから。他の場所にみんなが来てくれるのかな。集められるかな。



 そのあいだ。なんか忙しかった。心も時間も身体もおかしかった。朝まで飲むようなことが多かった。



22.Oct.01.mon
運命の日。

 8時半に起きて散歩し、明治堂で朝食をとる。
 10時に本社に出向き、社長、サトコ、玉さんと会議。

 狐の木のみんなに会議の結果を報告。
 色々と話す。

 夜、狐の木で働く。
 店が終わった後も色々と話す。



TGAKレポート
TGAKはエータナが企画した「豪傑18人の共有体験」旅行です。2001年10月20日から21日まで、伊豆の下田で開催されました。

 旅行当日。諸事情で朝5時に家に帰り着く。結局一睡もしなかった。シャワーを浴びて着替え、支度をする。18人を8人乗りエスティマ2台につっこむので、荷物はできるだけ軽量化する。「湯呑み」とノート、それに眼鏡とタオルをカバンにつっこむ。1泊の旅行で下着の替えはいらない。趣旨が趣旨だし。旅行のクライマックスに自分プレゼン大会がある。そのときにキメキメ服が必要なのだが、これはあらかじめ着ていった。本当はプレゼン用の自分資料も用意したかったが、面倒なのでパス。徒手空拳で勝負しようと決める。とにかく、荷物を軽量化。どうせ大荷物のバカどもが来るに違いないから。

 6時に王子の家を出る。7時前に渋谷に到着。集合場所の宮下公園を通るが、まだ誰も来ていない。約束は7時半。不安がよぎる。
 気を取り直してレンタカー屋に行き簡単な打ち合わせをする。出ると7時過ぎ。そろそろ幹事の「エータナ」が来ている頃だろう。電話をする。
「もちもち」
 ふざけた応対。エータナだ。今どこだと問うと
「中井」
 本日最初の絶望を味わう。まだ家なんじゃん。お前それどうやったって7時30分につかないだろ渋谷。しかしエータナに何を言っても体力の無駄なので、さっさとあきらめ電話を切る。コンビニでコーヒーと栄養ドリンクを買い、公園で人々を待つことにする。

 宮下公園は浮浪者パラダイスのように、住み心地の良いあばら屋が乱立している。そんな中に違和感なく溶け込んでいる「ダッシマ」を発見。迷彩ジャケットのフードをかぶって拡声器を持っている。あやしい。が、本日最初の仲間だ。
 その後、わりと普通っぽい「ひじピー」が来た。直後に誰よりもチンピラシャツの似合う「エイジ」がやってくる。この時点で7時30分。エイジは「もう出たかと思った」と、集合のていたらくにガッカリしていた。
 集合時間や場所を決めたのは私。12時に下田駅に到着したいので、集合を8時王子から7時30分渋谷に変更した。どうせみんな遅刻してくるのはわかってたしね。
 結局、「迷子になった」とか「今起きた」とかいう人々を全員回収したころに幹事エータナと彼の義理の弟「ヒトシ」が到着。そもそも当初の予定では、集合場所で大きな旗を振って待っている予定だったのだが、今頃旗持ってきても意味ねえよ。と、いったところで気勢を上げ出発する。天気は快晴。出だしは上々だ。
 ちなみにこの時点も含めて、旅行中全般、移動前にはばたばた勝手な盛り上がりで、なかなか出発できなかった。

 まんまと渋滞の環八を乗り越え、東名に乗り、小田原厚木道路で行く予定を私が間違えてしまい足柄で休憩し、沼津で降りて一気に下田に着いた。このときおおよそ12時20分。渋滞も短くて、思ったよりひどいペースではない。休憩込みで4時間くらいだから、悪いペースじゃないでしょ。ちなみに、運転中足がつりそうになってモリッシーに助けを求めかけたことは秘密だ。
 この旅行中、車は2種類にわかれていた。すなわち、今回の旅行の重要なイベントである「爆裂カー」と、疲れを癒すための「保健室」がそれである。爆裂カーはその名の通り爆裂するカーである。わかりやすく説明すると、耳をつんざくような大音量で音楽をかけ、それ以上に大きな声で歌い、暴れ、隣の車から気味悪がられ、フロントガラスを熱気で曇らせるる過積載カーのことである。エータナは爆裂のために参加者全員からアンケートを採り、MP3を死ぬほどダウンロードしCD-Rがいかれるほど多くのCDを焼いた。没曲も含めて200曲は下るまい。そのCD数はゆうに8枚600分を数えたという。
 バカだね。
 基本的に、私はこの爆裂カーの運転手だったわけだが、帰りの下田から黒根岩風呂間は保健室でエイジ運転の車に乗っていた。そのときにビックリした。道路を走っているのに、後ろの車から歌声、ていうか叫び声? が聞こえてくるのだ。ドップラー効果を無視した車。恐怖である。ちなみに、一応付け加えておくと、すごく楽しい。
 保健室はその名の通り、ゆっくりまったり移動する車。

 下田はエイジがライフセーバーをやっていたところだという。ここでのコーディネートは全てエイジにお任せだった。

 下田で2台合流し、合流予定の「ぽんきゅう」を回収し、昼を食べる。みんなはエイジ推薦の「死ぬほど出てくるトンカツ屋」に行ったが、「のれんちゃん」とダッシマと私はトンカツ気分ではないので、この下田という町を散策してみることにした。
 なんか、なんにもないのね下田って、という道路を歩いてしまった。どうやら市街からはずれていったみたい。でも「こむらさき」といういかした旅館を見つけたり、微妙にこじゃれた中華なんだかラーメン屋なんだか形容しがたい店でご飯を食べたり。

 どうやらトンカツ屋は本気で殺す気で出してくるらしく、食べた連中は全員死んでいた。そんななか下田駅で「シャーン」と「烈」を回収。

 13時30分頃、下田駅から吉佐美大浜に移動した。エイジがキャプテンをやっていた浜。
 去年式根島に行ったが、砂浜は式根よりきれいだった。海の透明度は式根の方があったけどね、そんなの関係ない。景色も素晴らしいし、空は青いし、閑散として人々は思い思いに楽しんでいる。サーフィン、犬の散歩などなど。暖かいので海に入ってみた。気持ちいい冷たさ。そういえば今年は海に行かなかったなあ。お台場は海じゃないからね。大きな竹を拾う。直径10センチ、全長150センチくらいの奴。加工してなんか使おうっと。来られて良かった。
 ひじピーと「トサカくん」は恋人同士のように波打ち際で寄り添い話していた。男同士だけど。ヒトシと「吉行」はひたすらサッカーボールを追いかけていた。犬じゃないんだから。「ヒット」と「ほっしー」は砂浜で貝殻集めていた。こっちは恋人同士って言うより兄妹って雰囲気で微笑ましい。「サトコ」は寝ていた。この人はいつどこへ行っても寝るか食うかしているな。「モリッシー」は写真を撮っていた。ヒトシとともにジャーナリストとして任命したが、ヒトシより使命感に燃えて仕事をしてくれた。
 ここではホントにステキな時間を過ごすことができた。エイジありがとう。

 そして、「ともちゃん」到着。前日まで風邪をこじらせていたらしいおなご。到着するなり紹介もなく円陣の真ん中に立たされ、おびえていた。可哀想に思いつつ、状況を楽しんでいた私。

 そして、今回の宿である「憩いの里」に向かった。下田の山道をずんずん登っていく。鬱蒼とした森の中に「憩いの里」はあった。15時着。
 スタッフの人に里内を案内していただく。半端ではなく広い。ここはきっと、1泊で来るのではなく、連泊して探検したら楽しいんだろうなと思った。宿のオーナーは「金子さん」というおばちゃんだ。みんなでご挨拶する。

 宿は憩いの里内の「シンフォニーハウス」という独立したロッジ。なんでもチェックインして荷物を置いて、お茶を入れて貰ってほっと一息。ここまで運転し通百年杉でできているそうな。しだから、がっつり疲れた。とはいえ、不眠不休の割には元気だったな。身体が遊びたいモードに入っていたみたい。めずらしい。

 風邪気味のともちゃんをおいて、みんなで温泉に行く。「銀の湯」というところ。露天もあって気持ちよかった。良い温泉だ。もうちょっとすると紅葉も見られたのだろう。帰りに携帯電話を忘れて取りに帰ったりして、憩いの里に戻ったときには18時を過ぎていた。

 みんなで夕食の支度をはじめていたが、「世莉よ、お前は運転がんばったな、もうなんにもしなくていいぜ」と自分で自分に言い聞かせ、サボることにした。憩いの里のオフィス兼用カフェに行く。エイジがいるだろうと思って。そうしたらともちゃんがいた。コーヒーをお願いして、ともちゃんや金子さんや、もうすぐ米寿になる金子さんのお母さんとお話をする。今回の旅行は女性が3人、男が15人という「男祭り」状態なので、女の子が大好きな私としては悲しかった。なわけでできるだけ女の子と喋るようにした。
 エイジが出たり入ったり、遅れてきた「大ちゃん」が到着してお風呂に入ったりしていた。これで18人全員がそろったことになる。
 金子さんは鳴りやまない我々の同志のインターホンの無理無茶無謀な要求にたじたじしていた。ともちゃんと二人で頭を下げ続けた。

 夕食の準備ができた頃を見計らって、二人でシンフォニーハウスまで戻ると、いままさにいただきますをしようという瞬間だった。
 夕食は吉行がまかない隊長を買って出ていた。狐の木のキッチンでバイトしていたことが役立っているようでなにより。
 こんだては、吉行主導のバーベキューと中華風野菜スープと、ほっしー主導の鳥カルビという韓国料理と「マッコリ」という韓国酒。どれも美味しかったが、とくにマッコリが美味。湯呑みがないと飲んじゃダメというルールなので、軽量化荷物に不必要にでかい湯呑みを持っていった。ほっしーに言わせると「いつも赤坂で飲んでいるやつは別物だよ」とのこと。そっちも是非飲んでみたい。が、ともかくこの日のマッコリは美味しかったのだ。
 ひょっとしたら、この日に飲んでいれば何でも美味しかったのかもしれない。
 エータナ作の爆裂CDをガンガン流しながら、踊る人は踊り、歌う人は歌い、語る人は語り、具合の悪い人はぐったりして、まあ思い思いに楽しんでいた。
 と、締め切り過ぎてからリクエストしたので、あきらめていた「こっこ」の「sing a song」がかかって、私大喜び。ヒットとヒトシと踊り狂った。やるなエータナ幹事力。
 烈は「war war tonight」ではにかみながら踊るので見ていて気恥ずかしくなった。烈はいつも、はじけに憧れながらもはじけきれていない。そんな烈をエイジが助けに入って一緒に歌っていた。なんていいやつなんだろうエイジ。
 のれんちゃんマッコリにすっかりやられて、吉行を全力で蹴り倒していた。

 そんな具合で、愉快な夜はふけていった。
 そして、王子名物の「ジャンケン強いやつは人生も勝つ」大会が始まった。病人も運転手も幹事も関係ない。この惨憺たる有様の宴の後を片づける敗者3名を決めるゲーム。ていうかただのジャンケンなんだけど。王子の人たちは宴会の後かたづけをいっつもこれで決着をつけている。ときには支払いさえもジャンケンで勝負している。そして、エータナはいっつも敗者だ。少なくとも私が参加したジャンケンの中で、エータナが勝者であった姿を見た記憶はない。負けようとして負けているとしか思えない。
 18人でいっぺんにジャンケンすると、当然なかなか決着が付かない。結果的に、エータナ、トサカくん、モリッシーが片づけをすることになった。毎度毎度、エータナは狙って負けているとしか思えない。もはや負けるが勝ちの世界に生きている。
 幹事と銀行員と会社社長が黙々とバーベキューの後かたづけをする様はなかなか拝めるものではないので、じっと見守っていた。男の勝負なので、手伝うなどして彼らの誇りを傷つけるような真似はしなかった。めんどくさいし、片づけ。

 22時20分。この旅行の最大のイベントであるプレゼン大会が始まった。
 各人が、個人の技能やパワーポイントを駆使し、魂で語る「現在の自分」。それを評価し、合計20ポイントの点数を付けて、合計点で優勝者を決める大会だ。  順番はうろ覚えなので、間違いがあったら指摘してください。

第1試合 吉行
第2試合 トサカくん
第3試合 ぽんきゅー
第4試合 大ちゃん
第5試合 ヒトシ
第6試合 サトコ
第7試合 烈
第8試合 ほっしー
第9試合 シャーン
休憩
第10試合 ひじピー
第11試合 モリッシー
第12試合 エイジ
第13試合 ともちゃん
第14試合 エータナ
第15試合 のれんちゃん
第16試合 ダッシマ
第17試合 ヒット
第18試合 世莉

 熱い。熱い熱い4時間半だった。

 15分の後、烈とひじピーの監査委員会によって、ヒトシの優勝が宣言された。吉行手作りのチャンピオンベルトを腰に巻くヒトシ。みんな心から祝福しつつも、内心悔しそうだった。ていうか、私は悔しい。パントマイムが人の心を打ったのか、ダントツだったそうだ。来年は負けない。17人がそう決意した。いや、想像だけど。

 この後はエータナ主導で「乱取りトーク」なんかをやっていたみたいだけど、私は明日の運転に備えてサクッと寝ることにした。おやすみなさい。

 朝。目覚めると9時20分。朝食まであと10分。死体と化している連中を蹴って起こして回る。朝ご飯の時間が守れないとか、嫌いなのよね、そういうの。
 のれんちゃんは朝の散歩をしてきたらしい。ああ、いいな。もうちょっと早起きすれば良かった。とはいえ帰りの運転を考えると、寝ておいた方がいいもんなあ。

 朝ご飯は、古代米、ひじき、わかめのみそ汁、シャケ、梅干し、フルーツ。あけびを初めて食べた。エータナは種ごと食べて苦い思いをしていた。今回の旅行中、エータナは食べ物に負けている。
 金子さんの主導で全員が手をつなぎ、エネルギーを循環させるというのを朝のいただきますの前に行ったのだが、ぽんきゅうがよくわかっってなかったらしく、大変時間がかかった。ただ隣の人の手を握るだけなのに。

 食後に荷造りと精算を済ませる。この後のサプライズの打ち合わせをエータナとシャーンと1分で済ます。早い。カフェでコーヒーをいただいて、竹林の散策に出かけた。巨大な石のステージがあって、気持ちのいいところだった。光がさすともっといいんだろうな、と思う。

 全員集合。
 サプライズで、ヒットの誕生会をやる。みんなでハッピーバースデーを歌い、のれんちゃんからプレゼントの贈呈を受け、胴上げの後本人のコメントをいただき、万歳三唱で締めた。喜んでもらえたみたいで、私も嬉しかった。

 宿を出発する最後に、金子さんを含めた19人で円陣を組んだ。エータナから旅の総括をいただき、全員が一言づつ今の気持ちを述べた。気勢を上げた後、集合写真を撮り、ついでにエータナを胴上げして、憩いの里を後にした。良い宿だった。米寿のおばあちゃんが見送ってくれた。

 下田駅に爆裂カーで到着すると、すでにともちゃんはいなくなってしまっていた。烈とほっしーは13時30分の電車で行くらしいので、それまでダッシマと下田の町をぶらついて時間をつぶした。昨日の反省をいかして市街の方へ向かった。趣があっていい町だ。
 のれんちゃんが裸足でいた。クツを忘れてきてしまったという。それ自体奇妙な状況だよな、普通はいているものだ、クツというものは。のれんちゃんいわく「わたしいつでも 裸足だから」どうもコンビニも裸足で行けば自転車も裸足で乗るらしい。すごい。そうか、クツなんてはかなくても生きていけるんだ。目から鱗。また一つ自由になった。ここから私も裸足で行動することにした。

 踊り子号で出発する烈とほっしーの見送りに、全員で下田駅構内に入る。切符も持たずにホームに入る我々を呆然と見送る若い駅員。ずんずん進む先頭集団を尻目に、ぽんきゅうが「2番線じゃん」とつぶやく。烈とほっしーが乗っている電車とは違うホームに驀進していく先頭集団は無視して、後発隊は2番線ホームに走った。もう時間がない。よりによってホームの端の車両に乗ってやがる烈とほっしー。ギリギリで間に合い、万歳三唱でお見送りを済ませる。と、後続のシャーンが駆けつけて、自分の十八番である万歳三唱を自分主導で自分の友に送ろうと、再び全員を巻き込んで万歳三唱。不思議そうに窓から我々を見る人々の視線は無視した。最後にヒトシたちが追いついてきて、最後3回目の万歳三唱を終わらせた時点で電車は出発した。せっかくなので走って追いかけてみた。やがて電車は見えなくなった。
 我々がゾロゾロとホームから出たときに、さっきの若い駅員はこっぴどく叱られていた。

 16人になったパーティーで、次の目的地、黒根岩風呂に向かう。
 下田駅から黒根岩風呂までは、エイジ運転の保健室に乗り休んでいた。のれんちゃんにも爆裂カーを体験させようということで。
 ルーフトップを開けて、そこにから身体をのり出して海岸沿いの135号を走った。海風が気持ちよい。下田の海岸はきれいだね、本当に。ぼけーと景色を見ていると、白い砂浜と崖とが交互にあらわれる。そういえばリアス式海岸とか習ったな、あと3つくらいあったけどなんていうんだっけ、海岸の種類、なんてことを思いつつ。この30分はとても気持ちがいい時間だった。
 エイジと話した。なんでライフセイバーになったのか、とか、下田のこととか。今回の旅行はおおむねうまくいっているから、あとサンマだけはなんとか食べさせたい、と言うエイジ。私は、もう十分やったんだからサンマはいいじゃないかと言った。実際、今回の旅行はすでに十分満足のいくものとなっていた。少なくとも私はすでに「おなか一杯」だったのだ。

 黒根岩風呂にたどり着いた。混浴の温泉で、さすがに豪傑といえども男14人と一緒の入浴には抵抗があるらしく、ヒットとのれんちゃんは余所の温泉に旅立っていった。
 太平洋が一望できる露天風呂は、あたりまえに気持ちがいい。ここ2日ほど、気持ちがいいのが普通になって気持ちよくない時間がないくらいになっている。気持ちよさのオーバーフローだな。エータナと吉行とひじピーが岩場を伝って太平洋に突入していった。ひじピーはその後、全裸で路上を疾走していった。バカだなあ。大好きだ。
 山手線ゲームで負けたぽんきゅうを残し、さっさとあがる。おみやげを買ってわさびアイスを食べる。まあ、普通の味。帰ってくるとエイジが半ば切れ気味に「世莉くんサッカーやるぞ、サッカー」と暴れていた。事情を聞くと、ヒトシと吉行のバカ義兄弟が「サッカーやりたい」と土下座していたということだ。運転手サイドの思い完全無視のこの状況に、私はただ曖昧に笑っていた。どうせこの先、熱海からは私が運転するからね、なんだっていいよ。へっ。

 一人バイクで来ていた大ちゃんは、ここでお別れしていった。さようなら、ギタリスト大ちゃん。

 15時30分。怒れるエイジに昼食の融通はなかった。一刻も早くコンビニに入り、そこで手早く昼食を済ませることが要求された。ので、一番手近なローソンにはいると、なんと、そこには、そこに併設されている土産物屋には、サンマが。サンマが。サンマが、回っていた。
 この信じられない状況にエイジは狂喜乱舞した。「ホスベー」なる回転マシーンに尾からぶら下がって、まるで高速メリーゴーランドのように回っているいるサンマの一夜干したち。それを、おばちゃんは「焼きましょうか?」とその場で焼いて提供してくれた。たかだかサンマを焼くだけでこんなに感謝されて、おばちゃんはさぞ困惑したに違いない。そして。美味い。美味いのだ、このサンマ。やりとげたぞエイジ、全てのミッションをクリアした。この旅行の当初からの計画である「サンマ」「爆裂カー」「プレゼン大会」「黒根岩風呂」をコンプリートしたぞ。すごい。ほんとにすごい男だエイジ。下田コーディネーター。
 ちなみに、このサンマ15人分はサトコが払った。「おごりでいいよ」とか言ってみんなに感謝されていたが。一尾50円の750円で、こんなに感謝されるとは。効率のいい投資だなおい。

 もはや燃え尽きがちのエイジは熱海までの渋滞で居眠り寸前であった。最後の高速爆裂に力をためていたのであろう。シャーンと色々話しかけ、なんとか意識を保たせつつ到着した。

 19時。熱海でサトコとモリッシーの社長コンビを万歳三唱で送り出し、運転交代。エイジお疲れさま。ちなみにのれんちゃんは運転しっぱなし。すごいなのれんちゃん。12人になったパーティーは、のれんちゃん、ぽんきゅうの「保健室」と、それ以外の「爆裂」にわかれた。早川の手前で給油。高速に乗り込む。

 最後の爆裂は、まさに爆裂の名に恥じぬ爆裂だった。私以外の男は全て上半身を裸にし、車を分解せんとするほど暴れ、叩く。唯一の女性ヒットも、負けずに食らいつき暴れるが、さすがに着衣したままではあった。ポカリは降るし高速でサンルーフ開けて暴れるし、エータナは東名でパンツ落とすし、もう、爆裂。生まれて初めてフロントガラスの内側にポカリの雨が降る経験をした。
 早川インターから小田原厚木道路を経由して、東名から首都高に入り、池袋で降りて21時。王子に無事到着した。

 10人は狐の木に残って飲んでいくと言う。私はエータナと車大名最後の仕事として精算を済ませ、ぽんきゅうとともに渋谷に車を帰しに向かった。
 車中で旅行中の様々なことをぽんきゅうと話す。楽しかったことばかりの旅行だった。人生についても考えた。とくにプレゼン大会はイカしていた。あんな熱い人間のトークはそうそう聞けるものではなく、お金には換えられない財産となった。
 ぽんきゅうを渋谷でおろし、レンタカーを返却して、私のTGAKは終わった。

 まず、幹事のエータナに最大級の賛辞の言葉を贈る。この旅行が私にとってどれほど意味のあるものだったか、言葉ではあえて表さない。ありがとう。

 そして、エイジ。下田コーディネーター。今回の旅行はエイジ抜きでは別物になっていた。温泉、海、宿、サンマ。全てエイジのおかげである。ありがとう。

 のれんちゃん。はんこ嬉しいね、今後私信の手紙にはアレを押すよ。封にしてもいいよね。裸足でいいんだと教えてくれたのれんちゃん。ある意味一番影響を受けました。そして、運転お疲れさま。ありがとう。
あんだけ
 ひじピー。プレゼンでもっとも感じたのはひじピーだなあ。よかったです。是非またお話ししたい人です。

 吉行。まかない隊長お疲れさま。美味しかったです。まあ、先輩諸氏に言われるまで動かなかったのはダメとかいろいろあるけど、美味しいご飯をありがとう。あと、ベルトもね。

 ヒトシ。旗づくりお疲れさま。プレゼン大会優勝おめでとう。もっともっと自信を持てるパフォーマーになって下さい。期待しています。ジャーナリストお疲れさま。

 烈。あいかわらず計算大臣だったね。人からものを頼まれると迷惑そうにうれしがるのが印象深いです。

 シャーン。メールでのアシストがこの旅行の盛り上げに一役買っていることを、みんな分かっていると思います。つぼを押さえた行動、ありがとう。

 大ちゃん。もっとギターを聞きたかったね。それに話も。

 トサカさん。演劇というつながりがあるのに話す機会が無くてね。こんど話しましょ。
 ともちゃん。こんどは万全のパフォーマンスのときに会いたいね。留学希望者としてはアメリカ体験など、興味のあるところです。

 ヒット。義兄としてヒットをつれてきて良かったと思います。いっまい吸収して、一杯成長してください。

 モリッシー。ジャーナリストお疲れさま。写真取りすぎ。今から楽しみです。ありがとう。

 ダッシマ。CDやいたりビデオ取ったり、その他細かいことまでこっそりひっそりアシストしているダッシマ。ダッシマが私を好きなほどかどうかはわからんが、私もダッシマ好きです。おつかれ、ありがとう。

 サトコ。いろいろ悩み深そうだったけど、この旅行はサトコがいたから出来たつながりだもんね。そういう意味では感謝大。ありがとう。

 ぽんきゅう。その芸風に磨きをかけてくれ。優秀さをさっぱり感じさせない風体はステキ。

 ほっしー。ほっしーのプレゼンも結構好き。切れる感じするよね。おだやかさと鋭利さがあるっていいなあ。マッコリ飲みにつれてって。

 本当に良い旅行だった。いろいろと運命を感じる。内容も、タイミングも。自分の中で整理すべき問題や決めきれないこと、なにより問題だった気力0期間から脱却する良いきっかけになった。素晴らしい仲間と出会い、素晴らしい体験をするのは、素晴らしいことです。
 でも、自分が一番好き。これからもよろしくおねがいします。



19.Oct.01.fri
近年まれにみる多忙。

 ずいぶん朝型の生活になってきた。めてたやめでたや。
 明治堂で朝食を食べて、出社してメールや電話。ハロウィンパーティーのお誘いなど。
 午後にダッシマ、吉行とキャッチボール。沼田も交えて花のれんで昼食。久しぶりのキャッチボールは楽しかった。こんなに疲れるものだったっけ? へたくそだと吉行とダッシマの嘲笑を受ける。

 狐の木で働く。ここ3ヶ月で一番忙しかった。人手の薄いときに限ってそうだ。
 途中、佐藤孝治から電話。月曜日に社長と会議らしい。イヤな予感がするが、幸い忙しすぎて考える余裕がなかった。
 結局、27時までかかる。明日はTGAKなのに。まあ、こんなもんだろう。人生っていうのは。

 その後店とTGAKの準備をして、千秋たちのカラオケに合流する。千秋にもいろいろあるみたい。人生は大変だ。5時まで飲む。
 さて、私は明日、無事旅行に出られるのでしょうか?



04 to 18.Oct.01
あんまり無気力でね。

 いや、日記さぼりすぎだよね。ごめんなさい。
 私もBBSの日記にしようかな。あれだったらそんなにサボらないでしょ。でも過去ログの管理なんかが面倒そうでやる気にならない。CGI勉強するかー。どっちが楽だろう。

 ま、もうしばらくはタグをぽちぽち打っていきます。
 では、この間にあったことをつれづれなるままに。

母とベトナム。
 無事に帰ってきたとの電話がある。一安心。12月の頭に再び行くので一緒に行かないかとのお誘い。狐の木が休めるようだったら行くと答える。ついでに、果たして商売になるのか調べてくれと言われる。しかし、ベトナム雑貨のマーケティングってどうすりゃいいんだろうかね。

無気力。
 公演が終わりついに2ヶ月。この間読書以外のことをなにもせずに生きている。狐の木もないがしろになりがち。本格的ダメ人間だな。そろそろ、そろそろと思いつつ。

引退と麻雀。
 狐の木のハムイチが引退した。ので、お祝いで「イセさんにはナイショですよ杯狐の木麻雀王座決定戦」を、シャーン、亮さん、ハムイチ、ターモリ、もっちゃん、たまさん、千秋、私でとりおこなう。予選と本戦で半チャン3回。イセは毎回15000点のご祝儀を貰っても勝ちきれない。弱い人だ。勝負は私が勝った。亮さんが麻雀をやろうやろうと言うので、何回かつきあっているけど、負けないねえ。不思議と。乗り気じゃないときはまず負けない。これ以降、亮さんの「麻雀やろう攻撃」は今日まで収まっている。
 ハムイチお疲れさま。あらためてなにか、もっと伊勢中心の会を開くからね。

読書。
 本だけは相変わらずぼちぼちと読んでいた。
塩野七海「チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷」
 歴史が好きな人には面白い。川原泉のマンガ「バビロンまで何マイル?」と併読するとおもしろさが増すかも。

J.K.ローリング「ハリーポッター」シリーズ1巻から3巻
 ベストセラーは敬遠するへそ曲がりだけど、勧められて読んだ。いや、面白いね。もともとファンタジーは好きなんだけど、すごく素直に楽しめる。子供向きといえば子供むきかもしれないけど、大人だって十分楽しめるでしょう。
 皮肉なやりとりが最高。大好き。
 4巻は日本語訳されていないの。原書に挑戦してみようかな。

マルチタスク人間
 私は一度に二つのことができないのです。考えることもそうで、一つの物事にとらわれると他のこと考えられないのよね。
 演劇をやっていれば演劇のことだけ。
 恋愛で一杯のときは恋愛のことだけ。
 もうちょっと要領のいい人間になりたいものだが。無理だな。

いいこと。
 10月14日の未明にとても良いことがあった。
 とても良い。
 これからも気を緩めないで、この幸せが続くように。がんばろう。

TGAK
 エータナが企画した旅行「TGAK」というのがある。めでたくお呼ばれしたので、ついていく。エータナと彼の素晴らしい友8人と、その友達の素晴らしい友達9人の計18人で熱い共有体験をしようという趣旨。
 無気力ながらも誘いが嬉しく、またこの無気力な自分にカンフル剤を与えたいという思いで参加を決意。
 いろいろ大変なこともあったが、無事参加できるようにした。
 最初はまったく手伝っていなかったのだが、なんとなくやる気がおきたので微力ながらお手伝いを始める。車の運転なんかでサポートできそうだ。
 楽しい旅行になると良いね。
 これ書いてるのが19日。明日出発なんだけど。なんにも準備してないよ。いやー、どうしよう。

 楽しみ、楽しみ。



03.Oct.01.wed
母がベトナムに。

 11時に母から電話が来る。気持ちよくうとうとしていたので黙殺。
 しばらくして起きて、ユマミーナでカレーを食べて出社。会議に出る。

 天気がいいので散歩に出かける。石神井川沿いの緑道でのんびり。秋晴れ。気持ちがいいねえ。幸せ。

 スタバでエスプレッソ用の豆を買う。昨日買ったマシーンで飲めるように。留守番電話を聞くと、母からのメッセージが入っていた。今日からベトナムに行くので、何かあったらよろしく、と入っていた。まあ、無事に帰ってくるだろうが。電話に出ておけばよかったと、胸の奥がヒリヒリした。

 昨日ののりのりの言葉を思い出す。そろそろスイッチ入れないとね。



02.Oct.01.tue
月見。

 早起きして明治堂で朝ご飯。その後散歩に出る。名主の滝公園に行く。
 王子に来て2年くらいになるけど、来たことがなかった。小さな滝と小高い丘になっている。木が生い茂っている。悪くない。王子も悪い街じゃないな。でも、死に行く街だ。年寄りしかいない。若い人はどんどん外に向かって行ってしまう。悪くないけど、好きだけど、私にとって最高の街ではない。

 図書館の隣にリサイクルショップができていた。店員が中国語の新聞を読んでいる。どうやら華僑のお店らしい。たいしたものはなかったけど、エスプレッソマシーンがおいてあった。しかも、昔目を付けていた奴。お、いくらだろうと値段を見ると、イチキュッパ。1980円。部品がそろっていることを確認し、悩まず買う。ラッキー。

 狐の木で働く。のりのりからまじめな言葉を貰う。いい友達を持ったものだ。
 ケイコの友達が三人来た。なんだか可愛らしくのほほんとした人々で、和んだ。

 狐の木で働いた後、月見をする。
 マンションの屋上に机とイスを持ち込んで。買ったばかりのマシーンでコーヒーを入れて。
 昼間の好天が続き、月がとてもきれいだった。まぶしいくらいに。一日遅れの一五夜。おはぎを食べる。オリオン座も見える。もう冬の星空になるんだな。肌寒いのも心地よかった。楽しい夜。



01.Oct.01.mon 都民の日。カッパバッヂっていまだにあるのかな
雨だから。

 夕方まで寝ている。眠りのリズムがおかしい。寝付きづらいから遅くまで寝てしまうのかもしれないけど、そういう問題なのか疑問。運動不足? どんなに遅く寝ても、早起きできる日もあるのに。まあ、なんでもいいか。

 狐の木で働いた。暇。それだけの日。



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